ご近所トラブルと猫…。
実は遭遇したことありませんでした。
実家の猫は避妊去勢手術はしていましたが、結構最近まで外飼いしていたし、ご近所さんも
「お宅の猫ちゃん、遊びにきてくれるんですよ♪」
なんて言ってくれていて…
でも、これってかなり恵まれた状況だったんですね!!
いま結婚して住んでいる地域はと~っても田舎で、まだまだ猫の避妊手術が浸透していない箇所もありますし、まさにそう、猫トラブルがある地域だったんです。
先日猫の保護活動をしている有志と、相談を受けて見に行った現場がこちら。
げっ、いきなりこんなに!
しかも…
ああ、これってこれって、来月くらいには子猫が生まれてしまうんじゃないの???
意を決してご近所の方に声をかけました。
私たち「カワイイですね~、何匹くらいいるんです?」
家主さん「5匹くらいかな?」
私たち「ええ、そんなに!餌代とか大変ですよね!
手術すれば猫生まれなくなるし、ラクですよ~」
家主さん「大丈夫、みんなオスだから」
オスだから!!!
いやいやいやいや!!!
現在進行形でオスじゃないやつ、いますよね?
ほら、これこれ!!
家主さん「大丈夫、引き離したから」
ううん、多分ダメだと思う。
妊娠猫169頭の排卵数は平均5.6個、胎子数の平均は4.5匹で、排卵数に対する胎子数は84.0%であった。 多胎動物における受精率は、犬で約88%であることから、猫が犬についで高率であった。
株式会社AHBより
猫の受精率ってものすごく高いんですよね。
だからどんどこ増える。単純に計算すると、1年で2匹が48匹になるとも言われているんです。
交通事故や病気をもらってくるリスクがあっても猫をど~しても外で飼いたいなら、避妊去勢手術をしなければ、だめ、ゼッタイ。
糞尿や鳴き声問題が起きて、ご近所トラブルの元になります。
わたしだって猫は好きだけど、家の庭にされたウンチやおしっこ、喧嘩の鳴き声までは好きになれません💦
(私だけじゃなく、みんなそうですよね)
で、今回のケースはもう既にトラブルが何年も続いている状態。
けれども家主さんは決して手術をしようとしません。
確かに手術代はメスだと3~5万円、オスでも2~3万円と結構高額です。
でも、最近は自治体から補助金が出ることも多いし、動物福祉協会なら5000円以下でやってくれるところだってあるんです!!!
(実家に流れ込んできた野良猫も野良だからという先生のご厚意で格安で手術してもらいました)
でも、お金の問題もあるけれど、…
ご近所さんいわく、その家主さんは人の言うことに完全に心を閉ざしてしまっているとのことでした。
それもまた根深いんですよね…
※余談ですが保護猫活動の先輩に聞いたら、「みんなオスだから大丈夫」って、どの地域でも言ってくる常套句なんですって。仮に全部オスだとしても去勢しなくていいってのは間違ってます。病気のリスクも高まるし、スプレーという臭いオシッコたくさんするし!
ああ、一度かかわってしまったし、猫たちが悪者になるのは悲しすぎる。
ので、今後も続く。
となりそうです。