あんもなさん家

猫シェルターからやってきたBIGな兄弟猫+その周辺。ミニマリストの猫との暮らし。

【イラスト】自分だけ幸福な王子

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先日の「あんもも太郎」、思いがけず沢山の方からLINEをいただきまして嬉しい限りです。

ありがとうございます。

 

さて、今回はその続き。

もなか&なつめが主役のお話です。

 

「自分だけ幸福な王子」、はじまりはじまり~!

 

昔、むかし。

小さな国に、もな王子がいました。

若くして亡くなった王子で、立派なステッキと冠をつけていたため、国民からは「幸福な王子」と呼ばれていました。

そして、そこにはいつも、若干暗い猫なつめが従者のようについていました。

f:id:cumicumi100:20190625121837j:plainある日もな像はなつめに尋ねました。

「どうしてこの国には貧しい人がいるもな?

なつめは答えました。

チャンスがないのよ、きっと」。

 

もなか王子は「うーん」と悩み、良いことを思いつきました。

あの貧しい夫婦に、もなの王冠から金をもっていくもな

ボロボロの服を着た夫婦が像の前を歩いていくのが見えました。

 

なつめは、

別にいいけど

と言うと、早速金塊を持って夫婦に渡しに行きました。

 

これ、持ってく?

なつめが金塊を差し出すと、お金がなく、食べ物にも困っていたおじさんとおばさんは大喜びしました。

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夫婦が金塊を受け取ろうとしたそのときです。

 

あげるのはチャンスだけもな。

それでビジネスをしてみるもな!

像から声が聞こえました。

 

十日で五割、つまりトゴってやつもな

夫婦はそれを聞いて驚きました。

そんなあ~。くれるんじゃないんですか?!

私たちは何も持ってないんです。

あなたばっかり宝物を持っているなんて不平等じゃないですか

 

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もなかは厳しい顔をして言いました。

上野さんも言ってるもな。

この世界は不平等なものもなよ。

嫌なら受け取らなければいいもな

 

夫婦は腹を決めて、その金塊を受け取りました。

その後、その金塊を売ったお金で商売を始めることができ、人並み以上の暮らしができるようになっていきました。

 

ほら、やればできるじゃないかもな

 

夫婦はお礼に金の首輪をあげると、もな像は満足そうにしていました。

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その後ももな像となつめは、困っている人がいれば金塊や首輪を貸し出して、粗利を稼ぎました。

 

町の貧しい人たちは、そのおかげで助けられました。

けれども、誰も、もな像と目を合わさなくなっていきました。

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もな像は言いました。

なつめ、どう思うもな~?

 

悪くないと思う。

実際助かる人もいるんだし、これでいいと思う

なつめがそう答えると、もな像は満足そうに微笑みました。

 

もな像となつめは、その後も困った人を見かけると、金塊やステッキなど、自分の持ち物をうまくまわしていきました。

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今日も、もな像となつめは、その輝きを増して佇んでいますが、いつからか民衆からは

自分だけ幸福な王子

と呼ばれるようになっていってしまいましたとさ。

 

おしまい。

 

ハイ、今日の元ネタは題名からお分かりのとおり、児童文学の「幸福な王子」でした。

あともう一つ混じっているの、お分かりですか?

ヒントは「トゴ」。

 

答えは「闇金ウシジマくん」!

 

昔、私もこっち関係の仕事をしていたことがあるのですが(注:闇金じゃありません)、本気でお金に困っている人がいる一方、浪費のせいじゃないか!?みたいなことも多々あり…

 

そして、天然お気楽キャラのあんこに対して、もなか&なつめはしんねり系。

ということで、こんなお話を思いついちゃいました。

 

お楽しみいただけたら幸いですっ!