あんもなさん家 ~元保護猫×でぶ猫×多頭飼い+ミニマリストになりたいヒトビト~

ミニマリストになりたい夫婦+猫シェルターからやってきたBIGな兄弟猫+なつめ+その周辺。2015年から同居開始。小さな幸せ探しが好きです。2022年1月からヒトの子、増えました。

【イギリス犬猫事情】その3 ”猫”保護施設「キャッツプロテクション」

\初めての方はこちらをどうぞ

ご覧いただきありがとうございます!
【イギリス犬猫事情】その2 動物保護施設「バタシードッグアンドキャッツホーム」はこちらどうぞ。
www.anmonasanchi.xyz

次に向かったシェルターはイギリスでも大手の「キャッツプロテクション Cats Protection」さん。
バタシーが犬猫対象なのに対し、こちらはお察しの通り”猫オンリー”です。

イギリスって犬猫特化だけでなく、ハリネズミ、鳥など各動物の保護団体が必ずあるんですってよ、奥さん!

 

こちらも施設概要とか歴史については、こちらにURLを貼り付けるのでご覧ください!

www.cats.org.uk

ざっくり言うと…

1927年に発足。イギリス最大の猫に特化した保護団体。
本部はロンドンから1時間の場所にあるサセックスにある「National Cats Centre(ナショナル・キャッツ・センター)」。
そこには里親センター(the National Cat Adoption Centre:NCAC(ナショナル・キャット・アドプション・センター))も併設されています。

1920年代当時猫は”害虫”のようなものと見なされていたため権利も何もない状態だったそう。

それを見かねたジェシーウェイド(Jessey Wade)さんという動物の権利活動家により設立されたそうです。
とくに積極的なのは不妊化の啓発活動で、1960年代からもう不妊手術の無料券などを配布されていたそうです!

(日本で猫の不妊化が言われるようになったのは90年代くらいからですもんね!?イギリス、さすが…)

現在毎日約500匹もの猫助けをしているそうです。

 

このキャッツプロテクションって、里親センターだけでなく、チャリティショップがかなり点在しているんです、こんな風に。
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バタシーに比べてチャリティショップがいくつもあったり、いくつもの里親センターが点在していて、定休日・営業時間もまちまちです。
そう、”定休日もまちまち”
ささっと「Cats protection 営業時間」で調べて、「定休日でもないし、営業している時間帯だな~と思ったら、実は見ていたのはショップ情報だった」ということもあるんですね。


はい、やらかしました!
訪問しようと思っていた「キャットプロテクション ミッチャム里親センター」月曜定休のため、訪問できず!!

しかし。
はるばる日出づる国からやってきて、これで引き下がるのは悔しすぎるだろうよ・・・
と思い、「Cat adoption near me(近くの猫の里親)」という検索をググったんですね。
そしたら!
ロンドン北部のArchway Stationから徒歩5分の場所にある里親センター「Cats Protection North」がヒットしたので、ここに訪問してきました!

キャッツプロテクションの車が見えたと思ったら、やっぱり!
こちらでした!

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しかし、肝心の猫がいない…。

カウンターにいた大人しそうなお兄さんに、
「ええと、私は日本で猫ボランティアをしていて、こちらに興味があって見学したいのですが…」
と聞くと、
「すみません、ここは里親希望者しか入れないんです」
と、小さな声で答えていただきましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

「昨日バタシーの保護施設には行ったんですが…
そこでは見せてもらえたんですけど…」
と怪しいものではないアピールをして食い下がるものの、バタシーとはポリシーがちょっと異なっていて、ここは猫のためにも里親希望者のみに公開しているとのこと。
ちなみに定休日で行けなかったMicham(ミッチャム)エリアの方も里親希望者限定なのだそう。
残念すぎます~。

そう言えば、メールで見学問い合わせをしたのですが、お返事きてなかったし、Welcomeされてなかったのかしら~~( ;∀;)

でも、せっかくなので、掲示物とかセンター内を拝見し、お話だけさせてもらってきました。

 

まず目についたのがこのポスター。

なんか、こういう猫がどんどん増えるポスターつくった記憶があるなあ…f:id:cumicumi100:20190919150149j:plain詳しく聞くと、やっぱり無秩序な猫の繁殖というのはイギリスでもあるのだそうで。(どこも一緒だ~( ;∀;))

中でも高齢者の方というのは繁殖させがちだとか。

(やっぱり一緒だ~( ;∀;))


バタシーのときと重複してる質問もありますが、こんな感じです。

質問1:失礼ながらお金のこと。どこから来ているの?
答え:寄付がメインで、あとはショップ売り上げ。
他にチャリティマラソンなどイベントで得ることもあります。
なるほど、チャリティイベントというのは良いアイディアですなあ!

 

質問2:スタッフの数はどのくらい?給与もらってる人もボランティアもいる?
答え:給与をもらっている人も、ボランティアもいる。
数は把握してないそうですが、何十年と継続的にこういう活動ができるくらい流動的にボランティアさんがいるのでしょう。
イギリス、ボランティア意識高すぎます。

 

質問3:ここの猫はどこからた来たの?
答え:ブリーダーや一般家庭からの持ち込み。
やっぱり、アレルギーが出るようになったとか、お年寄りが入院したとか、理由は日本と変わらないようです。

 

質問4:その持ち込みの際には費用はもらってますか?
答え:もらってないです。
バタシーに引き続きやっぱりここももらってないのだそう。
もらっていいと思うよ…と勝手に人の懐事情を心配してしまいます(笑)

 

質問5:日本では殺処分というのがあるんだけど、ここではどう?
答え:(しばし考えて…)
新しく来る猫のために病気がちとかどうにも貰い手な決まらない猫は安楽死ということもあるかもしれないけれど…
詳細は本部でないと分からない、とのこと。
絶対殺処分NOの国だと思ってたので、ちょっと意外でした。

 

質問6:人なれしてないとか、シニア猫のような譲渡の難しい猫はどうしてますか?
答え:やっぱりここも子猫は人気だけど、老猫の落ち着きを魅力という人も多い。
慣れない猫は一般家庭ではなく農場とか広大な敷地のあるところで飼ってもらうことも多い。
外飼いにはなるけれど、食べ物はもらえるし、それぞれの猫の特徴を活かせる場所を見つけている。
そうです、この辺はもう保護団体がどうするというのではなく、猫を飼いたい人とか一般の人がどうするかにかかってるのですよね。
日本でももっとシニア猫やハンディのある猫の魅力が広まってほしいものです。
そう言えば、バタシーの中でしたが、「猫エイズの子は庭を囲ってそこで暮らせるようにすれば、他の猫との接触もないし外に出る心配もないので安心」という掲示がありました。

基本的に私が知っている日本の猫の保護団体さんは譲渡対象を「室内飼い限定」としていますが、そうか、農場に譲渡するとか庭を囲うという手もあるのかもなあと思いました。

そりゃ農場なんかだとやっぱり車とか病気の心配はありますが、一生をシェルターで終えるより幸せなのではと私は思いました。

 

正直、バタシーに比べるとちょっと閉鎖的かなと感じたのですが、私がお邪魔していた1時間弱の間に2人の訪問者さんがいたり、予約表が埋まっていたり、動物保護施設訪問でおすすめを聞くと、必ず出てきたのが「キャッツプロテクション」だったり…
そのくらい信頼されている老舗団体です。

 

ショップもバタシーのようなファンシー系ではなく、猫のおやつや食器などだけとシンプルでしたが、おやつとパンフレットを購入し、あとはフリーで配布されている手のひらサイズのリーフレットをいただきました。

 

色々質問し終わってからいつも、消化不良というかもっと話したい・知りたい感が残ります。

寄付だけで賄うってどういう人たちなの?

ボランティアがなんでそんなにいるの?

また、お時間取らせて申し訳ないけど、メールででも問い合わせてみようかな、なんて思っていたのですが、なんとその答え(の糸口?)が、次の訪問先で、しかも宿泊先で待っていました。

 

ということで、まだまだ引っ張ります、イギリス犬猫事情!
つ、次が最終…かな…。

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