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【イギリス犬猫事情】その3 ”猫”保護施設「キャッツプロテクション」はこちらどうぞ。
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本当なら、第3話で終わる予定でしたが、ロンドンの後に訪れたコッツウォルズのチェルトナムという小さな町での出来事。
ここもまた猫・動物関連のことがあったので…その4まで引っ張っちゃいました!
懲りずにお付き合いいただけたら嬉しいです。
<コッツウォルズとは…?>
「はちみつ色のレンガの街」
「英国人の心の故郷」
などと言われる丘陵地帯で特別自然景観地域にも指定されているコッツウォルズ。
百聞は一見にしかずということで、ご覧ください!
▼道に迷ってお宅の周りをうろうろしていたら「もしかして、ロココガーデン探してる?」と声をかけていただきました^^;
こちら、猫の像があるの、お分かりです?
たまに羊も見かけました。
今回イギリスに行くに当たり、「ロンドンだけじゃなくて絶対に湖水地方、コッツウォルズに行った方がいいよ!」ということを何人かの方に言われ、まー行ってみるかということで行ってみました。
もう、ここからは猫関連はナシ。完全観光。
そんな気持ちで向かったんですね。
しかし、猫神様は、私を離してくださいませんでした(笑)
コッツウォルズの玄関口チェルトナム。
そこのホームステイ型ホテル「ステインクロス」にて、私が猫好きで保護施設に行ってきた話をしたんです。
まるで赤毛のアンとか若草物語の部屋みたいでした!(←どっちもイギリスと関係ない)
すると、なんと、ここのステインクロスのご主人Jさんは大の猫好き!
なんとそして同じタイミングで宿泊されていたAさん(日本人男性)も猫も犬も飼っていたという動物好き。
その場にいた全員が動物・猫好きということが判明し、ひとしきり動物談義に花が咲きました。
わたしゃどこまで猫運があるのかと思いましたよ、ほんと!
今はB&B業をしていて、猫アレルギーのお客様がいることを考えると難しいので、仕事を終えたら猫を飼いたい。
できれば3匹飼いたい…と思われているようです。
2匹だといつも一緒だけど3になることでできる関係性が楽しみなのだとか。
あんこ「え?それ、家じゃね?」そう、その通りだよ、あんこ!
家も最初はあんもなさんだけだったけど、やっぱり3匹いた方が個性が出るかもなあ…なんて思っているうちに増えてしまい…
でも、結果として増えたことでより個性が引き立ってったもんねえ。
そう3匹の魅力を考えられるとは、Jさん、かなりの猫好きですな!?
聞くと、お母様が猫好きというかもう収集してしまう方だったようです^^;
そんな素敵なお宿だったワケですが、有難かったのが奥様が日本人というところ。
もう~久々の日本語の会話が楽しめて、すっかり夕食後まで話し込んでしまいました。
また、私が動物愛護施設を見学に行くとお伝えしていたので、英国動物談話をたくさんしてくださり、思い切ってず~っとモヤモヤしていた疑問をうかがってみたら、こんな回答をいただけました✨
Q:保護施設の寄付について。なぜ寄付がよく集まるの?
A:「日本に比べて寄付意識が高いというのもあるけど…ああ、レガシーだわ!」
と思いついたようにおっしゃいました。
レガシー=遺産!なるほど!遺産を寄付というのもすごく多いのだそうです。
日本みたいに妻や子どもが相続というのはなく、遺書がすべてなのだそうで、
「遺産は家族ではなく、この団体に寄付します」ということもできるのだとか。
また、中古品を寄付する文化も多いそうで、ここのステインクロスのオーナーさん方はやっぱり猫関連団体に寄付したいとか。
素敵!!
Q:バタシーについて。なんであんなに立派なの??
A:テレビで有名人が主に犬のレスキューから里親探しまでを手伝う番組があり、そこでかなり知名度が上がったそうです。
Q:M&Sやウェイトローズというスーパーに出かけてみたのですが、卵もお肉もちゃんとした扱いを受けたものがズラリ。
スーパーで、ケージフリーの卵や良い扱いを受けた動物のお肉を見たけれど、これはイギリスのスタンダード?
A:イギリスでは狭いケージに鶏を入れることは禁止なんですよ、とのこと!
日本のスーパーだと、「どんな扱いを受けたお肉・卵だろう」と気になってしまいますが…(そして企業に問い合わせることもありかなり手間がかかる)
お肉や卵をストレスなく選べる、この環境!!
買い物が楽しくなります。
Q:チャリティショップって?その売り上げも大きいと言うけれど?
A:団体がグッズ販売を行うほか、チャリティショップという、リサイクルショップがあり、そこでの売り上げから動物保護に充てているところもある、とのこと。
もちろん人間のチャリティ用のお店もあるのですが、Blue CrossやPDSAといったペットのためのチャリティショップもあるんです。
ということで、帰国日の朝大慌てで行ってきました。
こちらも大手動物保護団体PDSA。
販売しているものはリサイクルの服とか本、CDのほか、新しいそしてセンスのいいグッズもたくさん!
Blue Crossでは「毎年3万匹以上の傷ついたペットを救っています」との表示が。しかも、中古を嫌わないイギリス国民の性質なのでしょうか。
お客さんがひっきりなしに訪問するんです。
オーナーのSさんも、服なんかはほとんどチャリティショップだとか。
イギリス精神、すごすぎます。
中古って若干抵抗ありましたが、全然悪いことなんてないですよね。
ミニマリスト的にもすごく理に適っている!
風水では新しいものに気が宿ると言うけど、そしたらイギリス人みんな運の悪い人になっちゃうし、うん、気持ちの問題。
なんか古着とか中古のモノを買うことがカッコイイ気がしてきました。(←単純)
Q:ボロイ靴とかの入ったリサイクルボックスがありましたが、ああいうのもチャリティショップ行きなんですか?
A:まだキレイなものはリサイクルショップ、でも、ボロボロなものは繊維を取り出したりするのかも。
どちらにしろ、再利用をよくしている国なのよ。日本では断捨離が流行っているけれど、せっかくだからこういうリサイクル意識も上がってほしいなあ…。
なんか、ついでみたいになって申し訳ないのですが、こんな素敵なお宿だったんですということでチラッとご紹介。
1800年代に建てられたお家をリフォームして今の形にされているそうで、こういう温かみがあって古いものが好きな私はいっぺんに好きになってしまいました。
ロンドンからバスでチェルトナムまで3時間弱。
ちょっと大変かなーと思ったけれど、ここまで足を延ばして、ロンドンだけを見てイギリスを考えるなんてことにならずよかった~。
それどころか、イギリスの動物や環境に対する詳しいお話が聞けて行ってよかった、という滞在でした。
ロンドンのホテルも、シェルターも良かったけれど、最後の最後にこんなに良い出会いが待っていたとは驚きでした。
「人が倒れててもしょうがないけど、動物だったら放っておけないんですよ~」と冗談交じりで話したら、
「イギリス人になれますよ!」
とのお墨付き?をいただきました(笑)
皆さん、こんな感じでイギリス人になれるらしいです!!
…って、なんかすいません。
こちらの写真は、お庭のりんごを収穫中のご主人。
これをまたジャムにしたり焼きリンゴとして出してくださいました。「日本に帰ったら私ももっと今いる環境を大切にしよう」という決意とともに、動物や自然にこんなにも優しい国があることを実感し、「帰国したらまた自分にできることをしていこう」…そんな風に前向きな気持ちをもらえる旅となりました。
長いようで実は1週間という短い旅を終え帰国。
猫たちとの再会がやっぱり嬉しかったです!あ、オットのだいずも(笑)もなか「え~と、え~と、知ってるもな~、この人知ってるもな~」
あんこ「わかった~♪オレの方が先に思い出しただろがよ~♪」
まあいつもの若干忘れているこの反応ですけどね(笑)
イギリス犬猫事情、これにて完了となります!
次回行けるのはいつだろう?でもやっぱり猫たちと離れるのが寂しいのでしばらくは日本かな…でも、ステインクロスはもう第二の故郷のような気持ちでいるので、またすぐ行ったりして…なんて考えています。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
次回から通常運転、再開します!
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