\初めての方はこちらをどうぞ/
【毒舌注意な内容ですので、苦手な方はスルーください^^;】
ヨーロッパから帰り、初めて今回「時差ぼけ」を経験しました…。
朝4時くらいに目が覚めて、お昼前から強烈な睡魔…辛い!
そんな中、ぼーっとテレビをつけてたときに聞こえてきた、なんだか憎しみあふれる、ちょっと独特な発音の英語。
”How dare you!”(訳:よくもこんなことできるね!)
「え?これってなんかあまり言っていい言葉じゃないよね?」
…そう思って思わず画面を見ると、グレタさん!
<グレタさんとは…>
スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさん(16)。
8歳から環境問題に対して関心をもち、温暖化への不安からうつ状態になったこともあったとか。
最近では金曜に学校を休んでスウェーデンの国会議事堂前に座り込み、地球温暖化対策を訴えたり、ヴィーガンになったりされてますね。
Greta Thunberg to World Leaders: 'How Dare You!'
日本語訳があったのでこちらもどうぞ。
私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。
そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです。
あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。
よく、そんなことが言えますね。あなた方は、その空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。
それでも、私は、とても幸運な1人です。人々は苦しんでいます。
人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。
私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。
なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。
よく、そんなことが言えますね。
30年以上にわたり、科学が示す事実は極めて明確でした。
なのに、あなた方は、事実から目を背け続け、必要な政策や解決策が見えてすらいないのに、この場所に来て「十分にやってきた」と言えるのでしょうか。
あなた方は、私たちの声を聞いている、緊急性は理解している、と言います。
しかし、どんなに悲しく、怒りを感じるとしても、私はそれを信じたくありません。もし、この状況を本当に理解しているのに、行動を起こしていないのならば、あなた方は邪悪そのものです。
だから私は、信じることを拒むのです。
今後10年間で(温室効果ガスの)排出量を半分にしようという、一般的な考え方があります。
しかし、それによって世界の気温上昇を1.5度以内に抑えられる可能性は50%しかありません。
人間のコントロールを超えた、決して後戻りのできない連鎖反応が始まるリスクがあります。
50%という数字は、あなた方にとっては受け入れられるものなのかもしれません。
しかし、この数字は、(気候変動が急激に進む転換点を意味する)「ティッピング・ポイント」や、変化が変化を呼ぶ相乗効果、有毒な大気汚染に隠されたさらなる温暖化、そして公平性や「気候正義」という側面が含まれていません。この数字は、私たちの世代が、何千億トンもの二酸化炭素を今は存在すらしない技術で吸収することをあてにしているのです。
私たちにとって、50%のリスクというのは決して受け入れられません。その結果と生きていかなくてはいけないのは私たちなのです。
IPCCが出した最もよい試算では、気温の上昇を1.5度以内に抑えられる可能性は67%とされています。
しかし、それを実現しようとした場合、2018年の1月1日にさかのぼって数えて、あと420ギガトンの二酸化炭素しか放出できないという計算になります。
今日、この数字は、すでにあと350ギガトン未満となっています。これまでと同じように取り組んでいれば問題は解決できるとか、何らかの技術が解決してくれるとか、よくそんなふりをすることができますね。今の放出のレベルのままでは、あと8年半たたないうちに許容できる二酸化炭素の放出量を超えてしまいます。 今日、これらの数値に沿った解決策や計画は全くありません。なぜなら、これらの数値はあなたたちにとってあまりにも受け入れがたく、そのことをありのままに伝えられるほど大人になっていないのです。
あなた方は私たちを裏切っています。しかし、若者たちはあなた方の裏切りに気付き始めています。未来の世代の目は、あなた方に向けられています。
もしあなた方が私たちを裏切ることを選ぶなら、私は言います。
「あなたたちを絶対に許さない」と。
私たちは、この場で、この瞬間から、線を引きます。ここから逃れることは許しません。世界は目を覚ましており、変化はやってきています。あなた方が好むと好まざるとにかかわらず。ありがとうございました。―NHK NEWS WEBより
私は80年代生まれなので自称若者と言うにはちょっとお恥ずかしいですけど(笑)
小学校に入ったころにはもう、環境問題とか世界の貧困対策について結構な教育を受けた記憶があります。
多分、この世代って環境に意識を向け始めた世代じゃないでしょうか?
ゴミの分別とか公共交通推進とかにさっと乗っかれるのもこの世代以下の気がします。ロハスとか、ミニマリストが流行ってるのもこの世代あたりですよね?
また、「あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね」。
この部分は犬猫の生態販売に対する思いとよく似ていて、うんうん、そうだそうだ、経済発展ばかりというのがいかんのだと首がもげそうなほど頷きました。
過激すぎるとか偏っているという話もありますが、こうやって途中声を詰まらせながら訴える彼女に対し、私は彼女の真剣さに感激というか共感し、こういう若い人が出てきてくれたこと、すごくうれしく思ってしまいました。
周りに確認してはいませんが、きっと、私と同世代~それ以下の世代は100%支持はしなくても、共感する方が多いのではないでしょうか^^
しかし、だ。
日本のニュース番組のこの演説、そして小泉進次郎大臣にまつわるコメントについての取り上げ方がアホすぎ。
テレビ見ててイやんなっちまったぜ(#^ω^)
グレタさんのコメントについてちゃんと取り上げてるのはほとんどナシ。
それよりも進次郎さんの発言に注目が集まっている感じでした。
まあね、仕方ない。
新しい大臣だし。日本人だし。
進次郎さんの
「気候変動のような大きな問題は楽しく、かっこ良く、セクシーであるべき」
という発言。いいじゃないですか~。
そりゃね、漠然とはしてます。
ただ、取材で具体的なコメントをつらつら読まれたって誰も聞いちゃいませんよ。
こういうキャッチ―な言葉で、いいじゃないですか、さすが小泉さんと思ったワケです。
しかァし(# ゚Д゚)
日本のテレビはやったらこの”セクシー”に注目して、「意味が分かんない」「ちょっとおかしい」「表現があまり適切でない」とか云々とかやってるんですよ。
ねえ、バカなの?
そりゃ私だって英語ペラペラじゃないから、大したこと言えませんけど、「セクシー」という言葉が「魅力的・ワクワクする」みたいな意味があるとか、あるいはあるんだろうと推測するとかできないんでしょうか。
もし、小泉さんが「チャーミングに取り組むべき」とか「スタイリッシュに取り組むべき」…いや、もう、日本語で「KAREIに(華麗に)取り組むべき」とかだったらそんな大騒ぎにならなかったと思うんです。
この「セクシー」に注目集まりすぎている背景に
「あらっ!セクシーだなんてまあ破廉恥っ!」
「嫌らしいわあ~」
という雰囲気がチラチラと垣間見えて、げんなり。
そんなどーでもいいことを公共の電波で流す日本のテレビにマジ、げーんなり。
まあ~、私たち若い世代はもう、テレビに正しい情報やほしい情報を求めてないんで、いいけどさ…。
(↑さりげなく若い世代に食い込もうとしている)
あんこ「こうゆうカンジ?セクシーってこうゆうカンジ?」…うん。
あんこ、君はそのまま思う道を進むがいいさ(笑)
「あんまり誰かを崇拝したら、ホントの自由は、得られないんだぜ」
「僕は自分の目で見たものしか信じない。
けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ」
そんなスナフキンの名言を胸に、今後も生きていこうと感じた今回の演説問題でした。
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