人づてに伝えていただき…
「猫を保護して家に入れたところ、先住猫との折り合いがどうにもよろしくないのでどうにか助けていただけないか?」
という相談をいただきました。
私たち保護猫活動団体はシェルターを持っているわけではありません。
そのため、メンバーの誰かが預かることになるのですが、みんな手一杯。心苦しいけれど、相談者さんにはなんとか頑張ってもらおう、そして里親探しを手伝おう!
そんな流れになりました。
けれどもそれを相談者様に伝えたところ、「せめて直接会って話でも聞いてもらえませんか」とのこと。
直接会って話まで聞くと無理やりにでも預かってしまいそうでしたが、心を鬼にするまでもない鬼の私なら(笑)なんとか断れるだろうと、指定の場所へ。
断ったら泣かれたり、怒られたりしないかな…
自分が何と言われてもいいけど、団体の変な評判とか立てられてもやだな…
ええ、鬼の私だって、「断る」ってのはあまりしたくないもんです。
そんな気分で向かったんですね。
が!!!
なあんと、相談者さんが満面の笑みで現れ、
「里親さんが昨日決まったんです!」
…え?どーゆーことォ? byあんこ
まさかの、逆転ホームラン。
先日からアプローチかけていたというお宅に、引き取られることが決まったんだそうです。
まあ~、良かった!のかな。
猫って、拾っちゃえばなんとかなる!と思う反面、ど~にも相性悪いこともあります。
うちのあんもなの場合は、預かりっこが来たばかりの頃は、最初は良かったものの我慢に我慢を重ね、2匹とも吐いていた…という悲しいパターン。
でも!それも1か月ほどで治まりました。
もちろん、勝手に慣れたワケじゃなく、別室にしたり、あえて新入りの前で先住猫だけにおやつをあげたりと色々やった結果ですが…人側もちゃんと配慮すれば猫だって察してくれるんだなということを体感しましたし、先輩方からもそのようなお話をたくさん聞いたことがあります。
シェルターや保護団体に頼りたい気持ちもあるかと思いますが、もし猫と出会ってしまったら、アドバイスや里親探しはできるので、最悪ご自身のところでというのを覚悟いただければと思います!そこんとこ、よろしく!
…なんてことをお伝えし、お別れしました。
本当は、猫を捨てたんだか飼い主の義務を放棄したんだかという人がのうのうと生きていて、保護してくれた方が負担になるなんておかしな話なんですが。
帰り際、相談者さんよりお土産をいただきました。
何もしてないのに申し訳ない気持ちでいっぱい。そう、これも猫神様の思し召し。ちょうど美味しいお菓子を買いたいななんて思ってたので、買ったつもりになって、その分のお金を保護猫たちに回そう。
それにしても有難くてもったいなくて💦
ちょっと飾っておこう…
と思ったら、帰宅した夫に食べられてました!!ああ~!!
…私が今日このお菓子をいただいたいきさつを話しても、ふんふんと聞いて「よかったねェ~」と言う、あんこみたいにあっけらかんとした夫。
ふーむ、まあ、よかろう(笑)