あんもなさん家 ~元保護猫×でぶ猫×多頭飼い+ミニマリストになりたいヒトビト~

ミニマリストになりたい夫婦+猫シェルターからやってきたBIGな兄弟猫+なつめ+その周辺。2015年から同居開始。小さな幸せ探しが好きです。2022年1月からヒトの子、増えました。

獣医師さん、自治会長さんと猫問題を語る

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は~、緊張の第1回目が終わりました。

やってみるとなんてことないんですけどね。

私自身は資料をつくっただけですが、実に3年ほどかかっています。

 

何のことかって?

猫問題を自治会長さんなど地域の方と話し合うこと」。

  

かくいう私も、情けないことにこの問題は最近知ったので大きなことは言えませんが、まさかとある公園問題の話し合いをするというスタートラインに立つだけでもこんなに時間がかかるものとは…!

 

今回出席いただいのは、自治会長さんと奥様。
ボランティアでいらした獣医M先生や近隣の猫問題に熱心な行政の職員F先生、そして保護猫ボランティアをしている私たち側からは合計8名が出席。
なかなかの大所帯でのご提案の機会をいただけました。 

 

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ことの発端は、3年ほど前に猫のボランティアをしているHさんが某公園での発見でした。

「なんかこの公園ものすごく猫の糞尿で臭いし、何度か車にひかれている猫もいたし、エサやりの跡がそこここにあってとてもじゃないけど子どもが遊べる状態じゃない…

猫も可哀そうだし、住んでいる人も切ないのでは?!

しかもこれ絶対避妊去勢してない猫たちだから、この先もっと増えていっちゃうよ!?

そう思ったHさんは何度行政に掛け合ってくれました。

 

が!!!

のらりくらりと交わされ、まったく動かず。。。

その間にも、エサやりさんVS地域の方という図式も出来上がってしまい、問題はこじれにこじれていました。

 

行政でなく住民の力でなんとかするしかないのか…

自治会長さんに問題を提起するしかないという方向に考え方を変え、自治会長さんを探し出し、今回の話し合いに至ったという経緯です。

 

 

一番いけないのは、その地域に猫を捨てていった人間や、避妊去勢もせず放し飼いをしている輩です。

可哀そうという気持ちだけで無秩序にエサだけやって片付けもしないエサやりさんも責任はあります。

また、なかなか重い腰を上げない行政にも腹立たしさを感じます。

 

けれど、それを言って何になる?

どこかに言いたくなる気持ち、怒りをぶつけたい気持ちは分かりますが、それを言っても何も解決はしません。

そうこうしているうちにも猫は増え、問題は大きくなるばかり。

猫は1年で2匹→50匹なんてことも余裕でやってくれる繁殖力がありますからね!

 

「猫増えて困るね~」

 ▼

「エサやりしている人が悪い」

(捨てた人に言及することは難しいので、定期的に来ているエサやりさんに矛先が向く)

 ▼

「じゃあエサやりをやめさせよう」

それも問題解決にはなりません。

仮にエサやりAさんを止めたとしても、必ずエサやりBさんがやってきます。

(実際問題の公園では複数名のエサやりさんを確認しています)

もしくは、そこにいた猫たちは新たなエサ場を求めて散っていき、今度は近隣地域で同様の猫問題が発生します。

 

じゃあどうするか?

一斉に去勢・避妊手術をする。

とにかく増やさないために、手術する。

これに尽きるということを行政のF先生が仰ってました。

 

ただ、手術には1匹2~3万円かかります

捕獲するという手間もかかります。

捕獲は誰がやるのか?資金はどうするのか?

手術したあとの猫たちの面倒を誰が見るのか?

 

できることなら、

・行政に資金を援助してもらい

・地域の方の理解を得てトイレを設置してもらい

・エサやりさんを味方につけて今後もエサをあげてもらう(ついでに片付けマナーも教える!)

そんな風に役割分担ができればベストですよね。

 

すごく理想郷のように聞こえるかもしれませんが、実際に地域住民の力で猫問題を解決したという地域があることも事実。

(M先生、F先生より情報いただきました)

 

猫が苦手で、フンや鳴き声被害に遭われている、猫でお困りの地域の方。

私たちのような、保護猫のボランティアや猫好きな人。

両者に深い溝があると言われてはいますが、もう、手を組むしかない!

そう実感しました。

 

 

幸運なことにも、今回私たちがお話させていただいた自治会長さんは私たちが投げかけた猫問題に関心をもっていただき(というか、実際猫被害に遭っていらっしゃるのです💦)、今後一緒に動いていただけそうな反応をいただきました。

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せっかちな私は一足飛びに行政に掛け合いたい気持ち、もう、コツコツ貯めた虎の子を投げうってでも手術をしたい気持ちすらあります。

けれど、そんなことをしても長い目で見て地域のためにはならないし、行政は動いてくれないし、そもそも一人では限界があります。(お金も時間もね、笑)

 

急がば回れ。

千里の道も一歩から。

そんな言葉を肝に銘じて、動いていこうと誓った語り合いの時間でした。

 

今後について、できる限りここでお話できたらと思います。

少しでも私たちの事例が、全国の猫問題を抱えている地域の方の参考や励みになれば幸いです!

 

【オマケ】

真面目な話し合いをしつつも、美味しいものをしっかりいただいてきました。

こういう楽しみ=自分へのご褒美をあげつつ、コツコツみんなで動いてゆくのです!

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▲自治会長さんは飲食店オーナーのため、みんなで食事しがてらの会議となりました♪

市が出した避妊去勢手術のチラシも店内に置いてくださっていました。